2012/02/14 PTA会長 井上 波彦
(1) 放射線量に関する測定結果の推移
PTA会員の皆様には、日頃より活動へのご協力をいただきありがとうございます。 つくば市内の小・中学校をはじめとする公共施設の放射線量については、すでに つくば市HP内において公開されているところです。昨年の夏(9月17日)には、校庭での放射線量を下げるために、PTAの手に よって側溝の泥を中心とした除染作業を実施いたしました。その前後を含む7月 上旬以降、学校教員によって吾妻中学校の構内各所での放射線量の計測が定期的 に実施されており、学校にそのデータの使用許可をいただきましたので、グラフ としてご紹介いたします。
なお、計測位置は下記および図に示す10か所で、それぞれ地表面付近及び地上 1mにおける計測を実施しています。
- 校庭中央
- 国旗掲揚塔
- 円形花壇
- 校舎南側草地
- テニスコート側溝
- グランド南側草地
- バックネット裏
- グランド北側側溝
- 東側雨樋下
- 正門付近
計測結果をグラフにしたのが次の2枚です。基本測定位置(1, 2)は、市へ報告するために毎回計測していますが、それ以外の部分(任意測定位置3〜10)については日によって計測の有無が異なるため、連続したグラフにはなっていません。なお、9月中旬に任意測定位置の多くで数値が大きく下がって観測されているのは、9月17日の除染作業の効果と考えています。(皆様のおかげです。どうもありがとうございました)


これらの結果から、吾妻中の構内における放射線量については、以下のように考えています。
1)どの計測位置も、基本的に地上1mより地表面付近の方が数値が高い。ただし、中学生の身長と構内での日常的な行動を考えると、地上1mにおける数値の方が、実態を把握する上では適切と考えられる。
2)除染作業時点では、(5)テニスコート側溝や(8)グランド北側側溝の地表面付近において、公式に除染の対象となる放射線量0.23μSv/hに近い数値も見られたが、現在はそれよりも低い数値が観測されている。
3)測定位置(3)〜(10)のグラフでは12月中にいったん数値が上昇しているが、測定位置(1)(2)も含め、数値の長期的な推移としては減少傾向にあると考えられる。
(2)外部の参考情報
皆様の便宜のため、放射線の状況に関する外部情報のリンクをいくつか掲載いたします。○つくば市の情報: 放射線情報 空間放射線量率の測定結果
○除染の目安としての放射線量(0.23μSv/h≒年間追加被ばく線量1mSv)の考え方: 環境省
○生徒に配布された放射線に関する副読本: 文部科学省
(3)その他の資料
これまで、つくば市などの主催で、各方面の専門家による放射線の講演会が開催されましたが、昨年11月19日に県南の生涯学習センターで開催された筑波大アイソトープ総合センター長の松本宏さまの講演内容が大変わかりやすかったので、ご本人の内諾をいただき当日の資料をPDFとしてダウンロードできるようにしておきます。 なお、特にPTA会員へということでご許可いただいているので、再配布等についてはご遠慮ください。ご配慮のほどよろしくお願いいたします。・原子力発電所事故由来の放射線の現状とその健康影響: ファイルをダウンロード
(4)終わりに
吾妻中の構内における放射線量の推移等について簡単ですが情報提供をさせていただきました。これまでに示した通り、現状ではその影響は国が定めた基準を一定程度下回っており、吾妻中構内における除染等の追加措置については当面予定していません。しかし残念ながら原発事故は収束する兆しもなく、その影響については今後も引き続き注意を払っていかなければなりません。場合によっては再度の除染等が必要となることもあり得ます。その際には、改めてPTAとしてボランティア等を募集することもあろうかと思いますので、よろしくご協力のほど、お願い申し上げます。
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